交流分析士【産業看護師の仕事に活かせる関連資格】
企業で看護師資格を活かして働いている人を企業看護師、産業看護師と言いますが、最近の企業看護師は看護師の資格だけを持っている人は実は少ないのです。
もっと色々な資格を併用して持ちそれも活かしている人がいます。
企業では社員が色々な悩みを抱えているケースが多いのです。例えば仕事に対する悩み、家族に対する悩み、将来に対する悩みなど。仕事をしていても絶えず悩みごとが頭をよぎっていたりすることもあります。
それが原因でうつ病になってしまったり休職したり、最悪の場合であれば退職にまでなってしまうこともあるのです。
看護師は社員が心の病にならないように身体的な面から精神面までのケアにあたることもしばしばですが、企業看護師すべてがメンタル面までの専門的な知識があるかというと、そうでもないのです。
その為、産業看護師は心の分野において新たに資格をとる人も増えてきているのです。その資格の一つに交流分析士というのがあります。
交流分析士はメンタルヘルスに役立つ資格です。NPO法人の日本交流分析による資格で、交流分析においてエリック場という人物が提唱する心理学に基づいているのです。
交流分析士は心のケア、人と人との関わりをスムーズにするアドバイスをすることが出来ます。
交流分析士には2級、1級、交流分析士インストラクター、交流分析士准教授・教授、TA心理カウンセラーとランク付けされています。
一番取りやすい資格が交流分析士2級なのですが、2級講座40時間受講後の試験を受けて合格することで取得することが出来ます。また1級では1級講座35時間を受けた後の試験を受けて合格することで取得することが出来ます。
2級の合格で、自己改革などが行えて自分での気づきに役立ちます。1級の合格で上級会員として生活の各場面、例えば学校や病院、職場などで活動や活用をすることが出来ます。ですから産業保健師などで企業の医務室や医務課などで働いている看護師は1級まであれば十分なのでは無いでしょうか。