産業カウンセラー【産業看護師の仕事に活かせる関連資格】
産業看護師として働くにあたって、興味深い資格のひとつに「産業カウンセラー」という資格があります。
「産業カウンセラー」とは、社団法人日本産業カウンセラー協会というところが認定している民間資格となります。資格の取得方法としては、社団法人日本産業カウンセラー協会で行っている「産業カウンセラー講座」というものを受講し決められている講座受講を全て修了すると、産業カウンセラー資格の受験資格を得ることができます。
産業カウンセラー試験を受け合格すると産業カウンセラーの資格を取得できるという流れになります。また、4年制大学や大学院を卒業していて、その課程の中で心理学や人間関係学など産業カウンセラー協会が定めている学科を専攻していて、単位取得をしている人は産業カウンセラー協会が行っている産業カウンセラー講座を受講しなくても受験資格を得ることができます。産業カウンセラーの資格取得試験は、学科試験とロールプレイングなどを含む実技試験があり、この試験に合格すると晴れて「産業カウンセラー」となれるわけです。
長引く不況やいつリストラにあってもおかしくないという働く中での雇用の不安定さや不安、このようなことからストレス社会と言われる近年では、企業で働く従業員の方々の心身の健康管理・ケアを行うため産業看護師というのはとても需要が高まっています。その中で、産業カウンセラーの資格を取得し、看護師資格と合わせて産業カウンセラーの資格を活かしながら働くということは、従業員の方々の健康を守りケアをしていく上でとても有効ですね。
産業カウンセラーの資格を取得する課程で産業カウンセラーの役割や重要なことはたくさん学ぶと思いますが、「心理学的手法を使い、働く従業員の方々が抱える問題や悩みを解決することができるようにサポートを行うこと」というのが産業カウンセラーの大きな役割です。企業で働く産業看護師の役割も、働く従業員の方々の健康管理や健康を維持するためのサポート・ケア、悩みの相談を聞いたり、メンタルヘルスケアなどという役割になってくるので同じ分野になります。
産業カウンセラーの資格を活かし、相談を受け付けたり引き出したりし、悩みや話しを傾聴することで従業員の方々をサポートしていくなど心の健康を守るためのケアに力をいれていくことができるといいと思います。